ダイエットに成功する為の身体のメカニズム

こんにちは。

今回はみなさんが一度は試みたであろうダイエットについてお話します。

私自身も学生の時にダイエットに成功し、半年で6kg減量し、副腎疲労になるまではその体重を特に体重管理や食事管理をせずに維持が出来ていました。

今回は、ダイエットを頑張っているのに痩せられない。という方に向けての記事です。

私のダイエットの歴史

私が学生時代の頃に行ったダイエットはこれです。

バイトの日だけは夕飯を500kcalに抑える。

というものでした。焼肉屋でバイトをしていたので、毎回お肉と石焼きビビンバと、、、ととにかく食べすぎていたんですね。

でも、食べている物はカップヌードルとカットされているキャベツにドレッシングをかけて食べるという今考えると良いダイエットではなかったと思います。それでも、大きく変化したのは食欲でした。適切な量で満腹感を得られるようになり、爆食いすることがなくなったんです。

ダイエット開始時は頑張ってカロリー制限をしてお菓子を食べないようにしていたのですが、適正体重と適正な食欲になってからはお菓子も食べるし食事制限もせずに太ることはありませんでした。

ですが、この時の私と今の私は同じダイエットをしても全く違う結果になるのです。

「なぜ前のようにいかないのだ・・・。」と悩んだ時期もあるのですが、その理由も今は分かるので解説していきます。

インスリン抵抗性、レプチン抵抗性があると痩せられない

『インスリン抵抗性』・・・よく糖尿病の人たちに使う言葉です。

糖尿病ではなくてもインスリン抵抗性がある人はよくいます。そして、今の私にもあります。

インスリン抵抗性とは

インスリンは身体に入ってきた糖を細胞に取り込んであげる働きをします。

インスリンという鍵がないと、糖分が細胞に入れないので血糖値が上がりっぱなしになってしまうのです。

なのでインスリン抵抗性の抵抗というのは、インスリンが効きづらいという意味です。

インスリンという鍵はあるのに、鍵穴がバカになってしまって、

ガチャガチャガチャ開けようとしても中々開かず細胞に糖分が取り込めないのです。

こうなると、どうなるかというと。

全然細胞に糖が入ってくれないので、血糖値は上昇し続けていきます。

身体は、中々血糖が下がってくれないので、インスリンをもっと出します。

そうなると、10の糖質に対して今まで10のインスリンという鍵で済んでいたのに、

15や20くらいのインスリンを出してやっと鍵が開く、というようなことになるのです。

インスリンがたくさん出ると太る

血糖値がすんなり下がってくれないので、その分インスリンはたくさん分泌されるのですが、インスリンのもう一つの働きが『脂肪を作る』ということです。

インスリンは糖質を中性脂肪に変えて脂肪に貯蓄する働きがあります。

そうなると、脂肪細胞の中にどんどん脂肪の在庫が入ってくるのですが、

やがて脂肪細胞もパンパンになっていきます。

そもそも、日本人やアジア人は欧米人と比べて遺伝的にインスリンが出づらい人種です。

しかも、脂肪細胞に脂肪を溜め込みキャパが低いとう特性と、皮下脂肪よりも内蔵脂肪のが付きやすいというのが特徴です。

だから、欧米人ほど太っていなくても糖尿病の患者さんが沢山いるのです。

レプチン抵抗性とは

インスリン抵抗性は聞き馴染みがありますが、

レプチン抵抗性はあまり聞かないとおもいます。

レプチンは満腹お知らせホルモンです。

食後に出てきて、『もうお腹一杯ですよ』というシグナルを送ります。

でも、これまた出しすぎると感受性が低下して『満腹を感じにくい』身体になるのです。

いわゆる満腹中枢が壊れた!と言うときありますもんね。

インスリン抵抗性とレプチン抵抗性の原因

インスリン抵抗性もレプチン抵抗性も原因は炎症です。

この炎症の原因は『内蔵脂肪が多い』、『腸内環境が悪いこと』

です。

脂肪は炎症の原因になる

パンパンになった脂肪細胞はあるシグナルを出すんです。

それが炎症促進物質です。

特に内蔵脂肪が多いと慢性炎症になります。

慢性炎症は、身体に起きている小さい小さい火事です。

弱火ですが確実に身体に低温火傷を負わせますし、その傷は普通の火傷よりも深いです。

炎症物質はパンパンに膨らんだ脂肪を分解してまた小さい脂肪細胞に戻すために発動されるのですが、まだ小さいままの良い脂肪細胞にも影響を与えてしまいます。

炎症自体が、インスリン抵抗性を引き起こすので

血中に漏れ出た炎症物質は全身に運ばれて

全身的なインスリン抵抗性へと繋がります。

腸内環境

腸内環境が悪い方は痩せにくいです。

腸が原因で起きる炎症はリーキ−ガットです。

リーキ−ガットの原因はカンジダ、悪い油、飲酒、睡眠不足などです。

腸が炎症を起こして、未消化のタンパク質が体内に入り運ばれることで

遅延型のフードアレルギーになります。

まさに、グルテンやカゼインを抜いたら身体が楽になったよ!

という方はリーキ−ガットが起きている可能性は高いです。

炎症を改善するには

インスリン抵抗性・レプチン抵抗性の原因は炎症なので。

身体の小さい火事たちの消火活動がうまくいけば、

どちらの抵抗性も改善していくことになります。

腸内環境を整える

とにかく、腸内環境を整えることが大切です。

でも、ここで注意したいのが、ただ乳酸菌サプリを摂って

発酵食品を食べて、食物繊維を食べればいい、という問題ではないです。

1番先に行うことは、まず炎症を起こさせている食べ物を抜くことです。

この炎症をおこさせている食べ物は大抵はグルテンとカゼインと油の種類です。

一生抜くのではなく、一ヶ月抜いて調子がよくなるようなら犯人です。

半年程は長いですが抜く生活を意識してください。

2番目に行うことが、乳酸菌や食物繊維の登場です。

食物繊維は水溶性の海藻類やきのこがおすすめです。

油はキャノーラ油、なたね油、ごま油など植物油を控えてください。

魚やアマニ油、えごま油などオメガ3系の油を積極的に摂りましょう。

ファステイング

ファスティングがどうしてインスリン抵抗性の改善に良いかというと、

空腹時間があるからです。この空腹時間はインスリン抵抗性を改善します。

いきなりファステイングをやるのもいいのですが、

準備期間、回復期間のことを考えると結構覚悟が必要です。

その代わりに、16時間断食などが現在は有名ですし継続しやすいです。

いわゆる朝ごはんなしダイエットですが、朝にMCT OILなどでエネルギー補給をすることをおすすめします。

まとめ

ダイエットを成功させる鍵はインスリン抵抗性です。

そのために、身体の炎症を取り除いていく作業をしましょう。

そして、学生時代の私がなぜ成功できたのかは、

腸内環境が良かったからでしょう。

そして、昼食後から夕食まではなにも食べず、空腹時間を設けて

カロリーも抑えていたのでインスリン抵抗性も改善されていったのだと思います。

そして、とにかくよく噛んで食べていました。

満腹中枢を刺激して、食事への満足感を高めていました。

結果的に、食べる量は適正量に、代謝を正常化して痩せやすい身体に。

というこのようなストーリーが出来ていたのだと思います。

現在の私は、カンジダ除菌とリーキーガットの治療中です。。

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